パワハラ無料相談窓口&愛仁会パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会

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♯4 伝家の宝刀「裁判すれば?」

私は2021年7月7日、年に一度の七夕というロマンチックな日に、

大阪地方裁判所社会医療法人愛仁会(あいじんかい)を相手取って提訴した。

 

どっちに対してかわからないが、「ざまあみろ」と言わんばかりの大雨だった。

 

『裁判』というと、訴訟を起こした側が相手にキレて、「裁判してやる!」

となったと思われるが、ノンノンノン、実際はまったく違う。

 

2019年10月から始まった労働組合を通じての話し合いの中で、

「事実関係を整理したいなら裁判しかない」と言い出したのは、

驚くなかれ、愛仁会側だった。

 

2019年2月~2019年10月初めまで、愛仁会のハラスメント相談窓口に

相談していた際の経緯については、ほとんどメールや文書でやりとりしており、

計5回の面談も、当然文書とはまったく違う内容なはずはなく、文書を受けての

面談であり、面談を受けての文書であるから、経緯をたどることはさして難しくない。

 

もちろん、労働組合としての団体交渉で「事実整理をすることはできない」

という法的根拠は何もない。

 

ではなぜ、愛仁会は団体交渉で決着をつけるよりも、ありていに言えば、

『裁判するなら、してくれば?』という方針にしたのだろうか?

 

権力ってすごいよね。

 

もちろん予測だが、『裁判』という未知のものに対する恐怖、長い長いと

言われている時間、お金、労力、精神的消耗・・・それを思うだけでも、

『裁判』をチラつかせれば、じゅうぶんな恐怖を与えることができる。

 

しかも「パワハラ裁判の慰謝料相場」記事でも書いたようにこのテの裁判は、

たとえ訴えた側が勝ったとしても、慰謝料100万までいくことはほとんどない。

裁判はこれまでの判例として、原告側にとおっっっても抑制的な判決

(要するに、やっすい慰謝料)が下されていて、訴えた側にじゅうぶんな

メリットの見込みなんてない。

 

愛仁会は株式会社でもないので、ネガティブに名が知れたとしても

株価を気にすることもない。

 

患者は利便性のある病院に行くしかないし、「よくあるパワハラ」は

とくに『すぐ忘れる』

 

何の話だっけ?

 

あ、そうそう

 

で、企業側に付く弁護士というのは、ピンキリだが、裁判すれば

一審終わりだけでも報酬1,000万円というのはザラにあるそうだ。

 

い、いっせんまん!!!

 

愛仁会がどれだけ払うのかはわからない。

 

だけどいくらかかるにしろ、セカンドハラスメントをした当人が

ポケットマネーで払うということはおそらくないのだろう。

 

ということは、みんなで働いて得た貴重な利益が使われる?

 

そこに権力を使って精神的暴力を振るうことのリスクは存在しない。

また、身銭を切る痛みもなければ、これまた「すぐ忘れちゃう♪」。

 

愛仁会にしても、もし団体交渉で私に個人的賠償などしてしまったが最後、

「私も、私も」と後続が後を絶たなくなるかもしれない。

 

『裁判』と聞けばみんなビビる。これで断ち切れる。

 

裁判に勝っても負けても、弁護士と愛仁会の利害は一致するのかもしれない。

 

パワハラのストレスで耳に病気を発症して、愛仁会のパワハラ相談窓口で

「誠実に対応してほしい、良いことがあったときは症状も消えるときがあるから」

と追いすがる私を、「パワハラ上司への対策は理事長講話(定例の全員集会)」

と足蹴にして、治らなくさせた。

現在は障害を負わせた当事者が「復帰したいなら、インカム装着は必須」

と堂々と言える。

 

権力ってすごいよね。

 

これこそ愛仁会の真骨頂。

 

「裁判してこい」と脅して、声を上げることを諦めさせるやり方は、

他の組織もやっているようです。

 

皆さま、お気をつけください。

積極的に情報をお集めください。提供いたします。

 

愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局

(ケアワーカーズユニオン(大阪)内)

☏070-7567-1531

(こちらからかけ直すときは非通知になります。

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care_rentai@yahoo.co.jp