パワハラ無料相談窓口&愛仁会パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会

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♯5 小山田圭吾氏の鬼畜ぶりに見る人の見方の変化

小山田圭吾氏がオリンピックの楽曲担当を辞職した。

 

ほんの少し前まで、本人も組織委員会も「謝罪し、反省しつつ続投」という方向を出していた。

 

「何十年も前のことをいつまで言うのか」「小山田氏も当時の被害者に謝りたいと言っている」

「許すのも重要」「もう直前じゃないか」「みんなで叩くのもどうなのか」という意見に、

私も「そおねえ・・・」と納得しつつあった。というか、あのままなら完全に納得していた。

 

ところが、急転直下、小山田圭吾氏は辞任、楽曲も使用されないことになった。

 

そうなると不思議なもので、壮大な崖から別の世界に降り立ったように、

私の気持ちも「そりゃそうだよな」「内容がひどすぎる」「『しかも加害者が自慢げ』って・・・

たしかにそれはない」とスタンダード(基準・ものさし・当たりまえ)があっけなく変化した。

 

「糞を食わせる」「縛りつけた上に人前で自慰行為させる」という報道内容に

ついては何も変わっていないのに、非難轟々で『辞任』という結果になった途端、

まるで最初から辞任が妥当だと思っていたかのように、自分の見方もコロッと

変わってしまうのはホント不思議なものである。

 

森喜朗氏の「女性は誰か発言すると、自分も言わなければと思うのだろう」

「別の組織の女性は(何も言わず)わきまえておられる」という発言

⇒でも森さんしかいない、もうおじいちゃんなんだから⇒辞任、

のときも、まったく同じ心の動きだった。

 

これは、「同調圧力」の一種なのか?

 

「人は多数派と同じであると正解と思う」生き物なのか。

 

小山田圭吾氏の行為に比べれば、私が受けた「チーム医療の中で、

上司から自分だけが徹底的な無視にあって、仕事が進まない」

「耳に病気があるのにインカムの仕事を何が何でもやらせようとする」

ことなど、高橋洋一氏のマネをすれば、屁のようなものなのだろう。

 

しかし種類は同じだ。

 

「自分がぜったいにされたくないことを、他人には力関係を使って

行うことができる」「それを何とも思わない」

 

それを看護師が行う。

 

誰かが声を上げ、何か状況が変わらなければ、多くの人の

異常なスタンダード(当たりまえ)も変わらないのだろう。

そしてそれが「空気」の正体なのか。

 

新しい「空気」を作る必要がある。

 

「この程度で」「あなたにも問題がある」と言われ続けたとしても。

 

愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局

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