♯15 パワハラをどこに相談すればいいのか
私が(厚生労働省)労働相談コーナー、いくつものNPO法人、人権団体、
○○労働センターなど、あらゆるところに相談して、唯一親身で、
相談して有効だったのは『労働組合』だった。
所属している労働組合の宣伝かと思われる方がいるかもしれない。
しかし私が加入しているのは、活動地域が一致していなければ
入れない合同労働組合(社外の、1人でも入れる組合のこと)なので、
そもそも加入要件に該当しない方がほとんどだと思う。
社員に個別対応する義務はない。
しかし、労働組合になると、話は別だ。
「団体交渉」といって、労働組合としての話し合いは、
法律で会社側が拒否することはできないと決まっている。
私も、労働組合に入った途端に、それまで「休職中はできない」と
言われていた健康診断が、即「できる」というふうに変わった。
一人で、なかなか来ない返事に困り果てていたことも、今は労働組合を通じて
いつになるかすぐに確認することができる。
他にも労働組合は、私たちの知らない、雇われる側の身分を保障する多くの
法律の知識と経験があり、コレがダメなら次、その次と打てる対策を講じることができる。
私は裁判になったので、「労働組合でも結局解決していないじゃないか」と
思われるかもしれないが、それは『♯4 伝家の宝刀「裁判すれば?」』の記事で
書いたとおり、驚くような金額を企業側弁護士に支払える資金力があり、かなり悪質な場合である。
同じ労働組合内でも、労働組合に加入した途端、急転直下解決したという例もある。
何よりパワハラ問題に関わらず、労働条件(休みや給料)などについても、
労働組合という仕組みを使って、交渉していくことができる。
ただ労働組合も、解決金目当てに望まない退職をさせるなど、悪質なものもあり、
このブログでは、見分け方、良質な労働組合の見つけ方なども、
一人のサラリーマン目線でお伝えしていければと思う。
インターネット上の情報は、どれが嘘なのか見分けるのが難しくて、
私も困っているが、信用できる基準のひとつは、毒饅頭を食べない
(カネや権力目当てじゃない)人の発する一次情報(本人が直接言っていること)かなと思う。
パワハラなどは人それぞれ解決のしかたについての意向も違うし、
厳しい現実もあるが、「やり方」を知っておいて、損はないと思う。
愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局
(ケアワーカーズユニオン(大阪)内)
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