パワハラ無料相談窓口&愛仁会パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会

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♯19 労働組合と政治

私にとっては、「労働組合」というのは政治色が強すぎて、何か怖く、

入ったら抜けられないんじゃないかというイメージだった。

 

何でそんなに政治臭がするのかもわからないし、

強硬で重苦しい感じがしていた。

 

入ってみると、労働組合の、というより、私たち働く人を守る

拠り所が『法律』しかないんだ、ということを知った。

 

企業など組織の権力者は「♯6 会社における権力とはなにか」

で書いたように指示命令権や人事権、解雇権などを有し、

あまりに強大であるために、それが暗に陽に圧力として濫用されがちになる。

 

雇われるほうは、「仕事を失う」=「収入を失う」「人間関係を失う」

「負けた、落ちこぼれたような感じがする」というような恐怖心から

従属せざるを得ない状況になることも多い。

 

それが暴走しないように、一定の基準のもとで取り締まることができる

ようにしてくれているのが、「労働に関する法律」なのだ。

 

「♯8 残業代の計算方法」「♯17 労働組合でできること」の

記事に書いてあることも、法律がなければ、私たちは無力であり、

ルールを決められる人に隷属するしかなくなる。

 

だから多くの労働組合幹部というのは、法律を作る立場である議員と

関係を深めるのに躍起になり、力を持とうと全力を尽くす。

 

これが「政治色が強い」理由である。

 

何しろ、労働者を守る法律は新しく作るだけじゃなくて、

今までの法律も、資本家、権力者の論理でしれっと変更されたり、

なくなってしまいかねないからだ。

 

しかし、私が加入している労働組合の系統は、政治的なことは

何も強制されない。

 

情報はあるし、熱心な方もいるのだろうが、

個別には何の縛りもないし、まったくの自由だ。

 

今や、応援すべき政党がない、ということもあるのかもしれない。

 

とにかく、思想信条は自由なので、そういう意味において

意外に窮屈なこともない。

 

ただ私たちは、労働組合か否かに関わらず、誰かが蹂躙された上に

成り立つ成功や幸せを否定できるように、情報を集め、ルールを作る人を

どう選べばいいのかを考える必要があると思う。

 

そして今の国会議員にそれを求めるのが難しいのであれば、

違う方法をみんなで考えるのがいいのではと思う。

 

 

愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局

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