パワハラ無料相談窓口&愛仁会パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会

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♯18 労働組合の団体交渉とはどういうものか

私が数か所出席したことのあるものでも、怒号が飛び交うものから、

資料を元に静かに進められるものまで、さまざまある。

 

場所は、職場の会議室のような部屋のこともあれば、

別で貸会議室を借りて行われる場合もある。

 

企業側団体交渉対策の商売している組織は、

「職場は使うな」と書いているところもあるが、

「雰囲気」を変えられることを恐れているのかもしれない。

 

私の場合は法人側が、セカンドハラスメントを行った

ハラスメント相談窓口責任者(2人)は出てこなくなり、

代わりに、面識のなかった(詳しい事情を知らない)責任者の

部下2、3人と、弁護士2人(ベテランと新人)で行われた。

 

それぞれの組織の団体交渉によっては労働組合側は、

3人くらいのときもあれば、組合員であれば参加できるので、

大人数になることもある。

 

机を挟んで向かい合い、会議と言おうか、陣地取りのような

せめぎ合いが行われる。

 

ここで、給料や休み、残業、福利厚生などの勤務条件や

職場が配慮するべき職場環境、物品、仕事の進め方、

それこそ個人では適当にあしらわれるパワハラに至るまで、

 

個人だけなら「こんなこと聞いたら、がめついと思われるかな」

「権利ばかり気にすると思われるかな」「人事評価に傷が

つくんじゃないかな」と、密かに思っているんだけど、その力関係によって

ふだんは聞けないようなことを聞き、正式な回答を得ることができる。

 

団体交渉は対面ばかりではなく、文書でのやりとりでも可能だ。

 

労働組合」であれば、「個人」に対するのとは違い、

正当な理由なしに、回答を拒否することはできない。

 

しかし、組織に資金力があり、企業側団体交渉の商売を

している人間を入れているのはやっかいだ。

 

何のかんの言って、ダラダラと引き延ばせば、それだけ儲かる。

 

しかもこの戦法は、労働組合側というのはべつで

フルタイムで仕事を持っているなどもあり、疲弊させたり、

ウンザリさせて消耗させる、権力を思い知らせるという、

企業側に対する大義も成り立つ。

 

なので漁夫の利を得る商売がますます肥え太っていく。

(その資金はどこから出てるんでしょうかね・・・)

 

しかし労働組合は、押し引きしながら落としどころを探すし、

このしちめんどくさい交渉を、自らの身銭を切ってやってくれる人が

いるなんて有難いと思いませんか?

 

ほんともう神々しいですよ。

 

助けてくれる人がいるなら、この貴重で、ふだんは立場を気にして

言えないことを言える機会を使わないのはもったいないと思う。

 

 

愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局

(ケアワーカーズユニオン(大阪)内)

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