♯17 労働組合でできること
たくさんあって奥深いので、代表的なのだけ。
①労働協約が結べる
今回の私のように、就業規則を作った側が平然とそれを破るということがある。
なんとそれを法律では縛れない。ただ、就業規則より強い拘束力のあるのが
「労働協約」で、法律を作るのは議員しかできないので、私たち雇われる側は、
これを使うしかない。
「労働協約」というのは、団体交渉などで組織運営側と従業員側が
話し合って締結される文書のことである。(「合意書」「確認書」
「覚書」と表題がつくことがあるがどれも同じ)
しかし、「労働協約」という言葉を聞いたことある人が、いったい
どれくらいいるだろうか?
私は労働組合に入って初めて聞いた。
ネット上の「労働組合のメリット・デメリット」でも見たことがない。
これを知らないこと自体、雇われる側がつねに不利に置かれる
一因かなと思う。
②団体交渉ができる
一人の職員が会社にパワハラを訴えても、会社がそれに対応する義務はない。
え、そうなの?
相・談・窓・口・あるのに??とビックリした。
でも、「労働組合との団体交渉(話し合い)」を拒否することは
法律で禁じられている。
そしてここで、①の「労働協約」も結ぶことができる。
あぶなーい!
これがなかったら、筋金入りの泣き寝入り確定。
優秀な暴君のやりたい放題。
③チラシ配り、抗議行動、ストライキなど
ペーペーの組合員には、まだよくわかんないんだけど(笑)、
運営者に対して弱い立場の人々を擁護するために、
法律でさまざまな権利が保障されている。
それでも、権力者って有能で、かつ狡猾で、(それが評価
される世界)飴と鞭を使いながら気づかないうちに
精神的支配ができる場合も多くって、
とくに日本人は「みんなといっしょ」じゃないと不安なので、
宝の持ち腐れになっていると思う。
でも、イザとなれば、できるんだよー
じゃないと、どこへ行っても、私たちはある意味
搾取されたまま、人生が終わる。
④仲間がいる
大勢が「当たりまえ」と受け入れている中で、自分だけ声を上げることは、
とてつもなく孤独で、善悪の判断さえおかしくなる。
そんな時、同じように闘っている人を見れば、
「やあっぱそうだよね!」「おかしいよね」とまともな感覚を取り戻すことができる。
「私だけじゃないんだ」と知ることができるって大きい。
そうじゃないと、自分の苦手だけがクローズアップされて、
「だから私はダメなんだ」「必要とされないんだ」「適応できない
自分が悪いんだ」という心理に陥る。
もしあなたが「心を込めて仕事をしてきた」と思うなら、
労働組合を使って、堂々と言っていい。
あなたが、「何となく嫌だ」「でも私だけかな」と思う
ことを、みんなで考えていけばいい。
私も『労働組合』の庇護のもとに、これらの記事を書けている。
(労働組合にもよると思うけど)
誰も労働組合とは揉めたくないので、ただの誹謗中傷もやってこない。
(「もっとこうしたほうが良い」「私は違う意見」などは大歓迎)
いやあ、有難いよね。
愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局
(ケアワーカーズユニオン(大阪)内)
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