♯3 パワハラ裁判の慰謝料相場
私も裁判を起こすまで知らなかったのだが、毎日のように「パワハラ」問題が
ニュースになり、2020年6月には大企業向けにパワハラ防止法が
施行されてでさえ、パワハラ事案の裁判結果というのは庶民感覚からして
とても軽い。(性被害も誹謗中傷も同じですね)
パワハラ裁判で慰謝料が100万円を超えることはめったにないそうだ。
そもそもパワハラと認められる可能性すら低い。
新聞によると地方裁判所(一審)判決で200万円を超えたそうだが、
これはとても異例なことなのだそうだ。
内容はと見れば、今でもYouTubeにニュース映像とともに
音声が残っているが、罵声がひどく、土下座などもさせられたという。
そして、なんとパワハラ加害者自身がハラスメント相談窓口担当者だったそうだ。
ハラスメントの相談窓口担当者。
愛仁会のハラスメント窓口責任者は、理由も言わずパワハラ上司と
同席で面談をするように言い、おまけにパワハラ認定していたことを
相談者に隠して、相談者に非があるかのように言う。
これを『当たりまえ』にしているのは何だろう?
『沈黙』なのではないのだろうか?
話、戻りますね。
裁判では「弁護士費用」も請求することができる。もちろん、かかった、
なけなしの弁護士費用が返ってくるのだと思いますよね?
ところがどっこい、例えば慰謝料が決まると(逸失利益とは別ね)、
弁護士費用は自動的に決まった慰謝料の10%という何の法的根拠もない
暗黙の了解によって決まる。実際にいくらかかったかなんぞ、
まったく関係ございません。
つまり、慰謝料が30万円認められれば弁護士費用は3万円となるので、
しめて33万円、5万円認められれば、弁護士費用は5千円になるから
5万5千円が支払われる。
そんなバカなことあるかいな。
残念ながらあるんだなー、これが。
それでも、認められるだけ良いほう??
「裁判なんて、やってられるか!!」
こうやって、底なしの泣き寝入り国家が出来上がる。
めでたし、めでたし。
皆さま、どう思われますか?
「要領よく生きていくしかないんだ」「そんなのありえない」
いろんな意見や考えがあると思います。
私としては、権力もなく、村上春樹の言う『一個の卵』でしかないわけだけれど、
「何もできないということはない」と思っています。
何より「助けてくれる人がいる」、もちろん私だからということはないので、
同じように苦しんでいる人に、自分を責めないでほしい、死なないでほしい、
知ることさえできれば、道はある、ということを知ってほしいと願って書いています。
疑問、ご質問、ご意見あれば連絡ください。
愛仁会 パワハラ裁判 島本有紀子さん(仮名)を支える会事務局
(ケアワーカーズユニオン(大阪)内)
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